自動車用語はメルマガ覚える自動車学より記載しています。
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英数


■アイシング■
キャブのまわりに氷が付着する現象。キャブの一部が動かなくなり、動作不良を起こす可能性があります。氷が付着するのは、キャブレター内に噴射された燃料が気化するときの気化熱で周囲の熱を奪う為です。
■アクセルターン■
後輪駆動車で急激にアクセルを踏みグリップの力をエンジンの力が奪い取ることを利用して、前輪を軸にして、リヤをスライドさせてターンをすること。
■アシストグリップ■
電車の吊革の役目をするもの。通常、助手席及び後席の左右のルーフに取り付けられていて、乗員の体の安定を保つために使用される。
■アフターアイドリング■
運転終了後にターボチャージャー(過給器)のオイル焼きつきを防ぐために行うアイドリングのこと。
■アフターファイヤー■
エンジン内で完全に燃えきらないガスが排気ガス管の中で爆発的に燃焼する現象。ものすごい音を撒き散らし、ひどくなるとマフラーや排気浄化装置を損傷させる。空気とガソリンの混合比率や点火進角の不適合が原因で、急加減速時に起こりやすい。アフターバーンともいう。
■アライメント■
ホイールがどのように車体に取付けられているかを示すもの。キングピン傾角、キャンパー角、キャスター角、トーインの4要素からなる。車を水平面上にまっすぐ前に向けて止めた状態の各要素の値として定義される。アライメントとは一列にするの意。
■アンサーバックシステム■
キーレスエントリー装備車でリモートキーに反応した時、応答(アンサーバック)する機能。ほとんどの車がハザードの点灯による方式。室内灯の点灯、ブザー音などの方式もある。
■アーシング■
アース配線を行うこと。車のアースは、バッテリーからのプラス側は電線を使用して配線されているが、マイナス側は各ユニットから、ボディー経由でバッテリーのマイナス側に接続されている。ボディーは導電効率が悪く、電圧降下が発生するため、各ユニットへの供給電圧も下がって電気系の効率が悪くなる。エンジンカバー・オルタネーター等にアース配線を行う事。燃費の向上、ライトの光量改善、オーディオの音質向上などの効果があるといわれている。
■イグニッションコイル■
点火コイル。スパークプラグに火花を飛ばすための高電圧の電流を発生させる装置。鉄芯にエナメル線を200〜500巻き付けた1次コイルとその上により細いエナメル線を1500〜2500巻き付けた2次コイルから出来ている。バッテリーの電流を一次コイルに断続的に流すと二次コイルに一万ボルトの誘導起電力が発生する。これをハイテンションコードでスパークプラグに導く
■イグニッション■
点火。点火装置。ガソリンエンジンで圧縮工程がほぼ終わった段階で混合気にスパークプラグの火花によって火をつけること。
■イモビライザー■
車両のキーに電子チップを埋め込みエンジン始動時に車両と通信させ、キーと車両の暗号が一致しないとエンジンを始動できない仕組み。オーナーの持っているキーでしかエンジンを始動できないので盗難防止装置として活用されています。主に高級車に多く、装備されています。特性上、キーが車両に挿入されていないとエンジン始動できないので、リモートエンジンスターターなどでは遠隔操作を行ってもエンジンが始動できません。
■イリジウムプラグ■
中心電極にイリジウム素材を用いたスパークプラグ。通電性や耐久性に非常に優れたプラグ。
■インシュレーター■
熱や振動,電気などをさえぎる断熱,防振,絶縁などの働きをするものの総称。キャブレターと排気管の間に挟まれるヒートインシュレーター、エンジンとボディーの間に置かれるエンジンマウント等。
■インストルメントパネル■
計器板。インストルメントは計器、パネルは制御板。インパネと略して呼ばれる。英国ではダッシュボード、米国ではダッシュパネルと呼ばれる。合成樹脂の成形品がほとんどでパッドで覆われているのが普通。
■インタークーラー■
シリンダーに送り込む前の圧縮気を冷やす熱交換器。過給機付きエンジンは吸入するための空気を圧縮する。圧縮すると吸気温度が上昇し、酸素密度が低下してパワーダウンするため、それを補う働きをする。ターボが発生した熱を冷ますためにコンプレッサーで加圧した空気を冷やして空気密度を上げる冷却器の役目をするもの。
■インチアップ■
タイヤの外径を同じにしたまま、内径を大きくすること。タイヤの外径を変えないで内径を大きくするということは、タイヤの偏平率を下げることを意味し、その分タイヤ剛性が向上して、走る・曲がる・止まるといった性能もアップする。ただしスピードメーターに誤差が生じたり、車体に干渉する、ロードインデックス(耐荷重能力)が小さくなるなどの危険がある。
■インテリジェントキー■
最近の高級車によくみられるキーで、カギを携帯しているだけで、エンジンの始動やドアの開閉ができるもの。カードタイプで薄型のものが多く、緊急用の普通のキーが付属でついていたりする。
■インテークバルブ■
混合気や空気をエンジンに吸入する為の弁のこと。インレットバルブとも呼ばれる。■インディペンデントサスペンション■
サスペンションが左右両輪それぞれ独自に動けるように車体に取付けられているもの。乗用車はほとんどがこのタイプである。バネ下重量が軽いので乗り心地が良くアライメントが比較的自由に設定できるので操縦性、安定性のバランスがとり易いが構造が複雑で整備が面倒、コスト高が避けられない。
■インパネシフト■
インストルメントパネルにATのセレクトレバーを設置したもの。コラムシフト(コラムオートマ)と同様、足元が広く、居住性が良くなる。
■インマニ■
インテークマニホールドの略。キャブレター(混合気作成装置)とシリンダーヘッド側をつなぐ吸入分岐管のこと。
■ウインカーリレー■
リレーとは入力小信号でさまざまな出力信号の制御を行うものです。ウインカーが突然高速で点滅するのはウインカー球が切れたことを知らせる自己診断機能としての高速点滅と、ほぼ考えて良いと思います。ランプが切れたり、切れかかったときにリレーに供給される電流が増えます。そしてリレー自体のスイッチングが早くなり、高速点滅になるのです。
■ウインドシールド■
風防ガラス、フロントガラスのこと。米国の呼称で、英国ではウインドスクリーンと呼ばれる。複雑な曲面をもった安全ガラスが用いられる。ちなみにわれられがよく使うフロントガラスという呼名は和製英語。
■ウェイストゲート■
ターボチャージャーで、余分な排気ガス(ウェイスト)を逃す為のバイパスの開口部(ゲート)
■ウェイストゲートバルブ■
余分な排気ガスを逃す為のバルブ。過給圧が設定された圧力をこえると、このバルブが開いて、タービンに流入する排気ガスをタービンの出口にバイパスし、タービンの出力を制御して過給圧をコントロールするもの。
■ウェザーストリップ■
ドアやトランクルームがきちんと密閉され、水やホコリなどが室内に侵入しないように、取付けられた弾性のゴムやスポンジの事。ドアの開閉時のショックや走行中の振動を抑える働きもある。
■ウォークスルー■
運転席と助手席の間のフロアを平らにして間隔を広げ、前席から後席へ移動できるように配置されたシートアレンジのこと。1BOX車やミニバンに採用されることが多い。
■ウォーターフェード ■
ブレーキの摩擦材が水に濡れることで、ブレーキのききが悪くなる現象。ブレーキを繰り返し踏みながらゆっくり走ると、熱によって制動力が回復出来る。
■ウレタンバンパー■
エネルギー吸収バンパーの一種で鋼板のバンパーに発泡ウレタンの衝撃吸収材をウレタンゴムでカバーしたものを取り付け衝突のショックをやわらげるもの。
■エアクリーナー■
吸気装置の途中に備えられる装置で、その名のとおり空気をきれいにするもの。空気中の異物をエレメントと呼ばれるフィルターで取り除く。
■エアバックセンサー■
エアバックシステムを作動させるため衝突を感知するセンサー。ばねを使う機械式とひずみ計を使う電気式がある。減速度があらかじめ設定された値より大きい場合のみオンとなる。
■エアフローメーター■
ガソリンインジェクション(燃料噴射)に使用されるセンサーでエンジンに吸入される空気量をメーターの中を流れる空気のエアフロー(流量)によって検出するもの。
■エアレーション■
液体に空気が混ざること。例えばショックアブソーバーが強く揺さぶられてオイルの中に空気が混ざると減衰力は低下する。
■エキセントリックシャフト■
ロータリーエンジンから回転力を取り出すシャフトで回転運動による慣性力とバランスをとる為の重りが取り付けられている。
■エキパイ■
排気ガスを通すエキゾーストパイプ(排気系の部品をつなぐ部品)を略していうもの。
■エクステリア■
車の外観のこと。内装を意味するインテリアと対照的な用語。
■エミッション■
ガスや煙など排泄物を意味し、自動車の排気ガスのこと排気管から出るガスや煙などの他に燃料蒸発ガスや、ブローバイガス(エンジンの圧縮工程と膨張行程でシリンダーとピストンの隙間からクランクケースに抜けるガス)も含む。
■エンジンマウント■
エンジンサポート、エンジンマウンティングとも呼ばれ、エンジンを支え、車体に固定する部品。防振機能をもつ。ゴムで作られたラバーマウンティング。ゴムの中に液体を封入した液体封入エンジンマウンティングなどがある。
■エンジン焼き付き■
シリンダー内壁とピストンの間やメタルなどを潤滑するオイルの膜がなくなって,部品同士が直接擦れ合い,焼き付いてしまう事。油膜が切れる原因として、オーバーヒートしてオイルの粘度が下がってしまったり、許容回転数以上にエンジンを回して油膜が出来なかったなどが、考えられる。コンロッドメタルの焼き付きが一番多い。
■オイルパン■
シリンダーブロックの下に取り付けられ、エンジンオイルを溜めておく部分。オイルを冷やす働きもするので、その効果を上げる為にアルミの鋳物で作られたり、フィンがつけられたりすることもある。パンとはフライパンと同じく平鍋の意。
■オイルシール■
ミッションや車軸などの回転軸の周囲からオイルやグリースが漏れないようにするもので、金属とゴムを一体に成形して作られる。
■オイルレベルゲージ■
オイルの量を測定するゲージ(GAUGE:計器)。オイルの劣化や燃焼、漏れなどにより、わずかではあるが、オイルも減少する。普通はオイルの減少はあまりみられないが、著しい減少が確認出来た場合は、故障の前兆と考えて、点検する事をおすすめします。
■オドメーター■
走行距離計。通常スピードメーターの中に組み込まれていることが多い。トランスミッション出力軸の回転がスピードメーターケーブルによってメーター内に導かれ、ギヤ駆動してカウントするシステムになっている。走行距離をリセットできない仕組みになっている。
■オリフィス■
流体の通過量をコントロールする穴。ダンパーの減衰力の調整に使用されるものがよく知られている。
■オートパーク■
ワイパーで、スイッチを切った瞬間にワイパーブレードがどの位置にあっても所定の位置まで動いて停止するようにしたもの。
■オーバーハング■
車を側面から見てフロントの車軸より前の部分及び、リアの場合は車軸より後の部分。言葉のとおり、はみ出している部分のこと。
■オーバーライド■
自動車同士が衝突したときに車体の一部が相手の車体に乗り上げること。逆に下にもぐりこむ事をアンダーライドという。


■加鉛ガソリン■
簡単に言うと、ガソリンの性能を上げるためにアルキル鉛という鉛を混合してあるガソリンのこと。加鉛ガソリンは一般にはお目にかかれないガソリンです。無鉛ガソリンと区別するために着色してあります。通常、自動車カタログには使用燃料は無鉛ガソリンを使用するようになっていて、プレミアム(ハイオク)かレギュラーかの違いだけになっています。
■可変バルブタイミングシステム■
エンジンの運転状態に応じてバルブタイミングやバルブのリフト量などを変え、適正な出力を得ると同時に広い回転域で吸気効率を高めて燃費の改善をはかるシステム。ホンダのVTEC、トヨタのVVT、ニッサンのNVCS、三菱のMIVECなどがある。
■カロッツェリア■
他の自動車メーカーの依頼に応じて車のデザインを提供し、試作車を作ったり少数の車の生産も行うイタリアの自動車メーカのこと。
■寒冷地仕様■
気候が寒い地方で使われることを想定し、各種の仕様、装備変更を施した車のこと。特殊な塗装が施されたり、スタータの性能向上、バッテリーの機能強化等いろいろある。
■カーカス■
タイヤの骨格を形成するプライとビード部分を合わせたもの。タイヤからトレッドとサイドウォールのゴムを除いた部分。
■間欠ワイパー■
ワイパーの動き方で、通常の早さでは、小雨などで水滴が少ない時など、きれいに拭けず、かえって視界を悪くなることがある。一定の時間をおいて間欠的にワイパーを動かす装置。休止時間を調節出来るタイプもある。
■乾式単板クラッチ■
一枚のクラッチディスクをバネでエンジンのフライホイールに押し付けて動力を伝達するクラッチ。自動車クラッチの中では一般的な方法です。クラッチディスクがオイルに浸されている場合は湿式と呼ばれます。
■観音開きドア■
仏壇の観音様を納めた扉の開け方と同じで手前左右に開くタイプのドアのこと。前後に向かい合ったドアになっているので運転手が素早く後席のドアを開けるのに便利である。大型リムジンではまだ採用されている他、四輪駆動のドアに見ることがある。
■寒冷地仕様車■
大型バッテリー搭載やサーモスタット設定温度変更など寒冷地向けに、一般の仕様を一部変更して作られた車のこと。
■カーボン・ブレーキ■
カーボンとは炭素のこと。耐熱性・耐久性に優れ、摩擦係数が高く、制動力が非常に優れている。比重も軽く、軽量化が可能などメリットが多いが、ホイールが汚れやすい、またコストが高いのがデメリットである。
■ガセット■
負荷が大きい要所にとりつける補強プレート。補強材の意味。
■ガルウイングドア■
ガルはかもめ。かもめが翼を広げたような形に開くドアのこと。ドアのヒンジ(蝶番・ちょうつがい)はルーフに取り付けてあり、ドアは上下に開閉する。ベンツ300SLで有名になった。
■ガーニッシュ■
装飾や飾りのこと。車では特にフロントグリルやリヤのコンビネーションランプまわりの飾り板や、ピラーに取り付けて室内の見栄えを良くする覆いなどをいう。
■キセノン・ヘッドランプ■
キセノンガスなどを封入した発光管内でアーク放電を起こして発行させる光源を利用したランプのこと。光量が大きく、太陽光に近い自然な発色で、HID、ディスチャージという名称で呼ばれることもある。
■キャニスター■
お茶やたばこを入れる小型の金属容器のことだが自動車ではフューエルタンクで蒸発した燃料ガスを漏らさないようにするために設けられている活性炭を入れた缶(チャコールキャニスター)のことをいう。
■キャビテーション■
外から加えられた機械的な力によって液体の中に気泡を生じること。流体中に局部的に速度の速い部分が出来ると、その部分の圧力が下がり、流体の中に溶けていた気体が、気泡となってあらわれるもの。過酷な条件下で使用されるショックアブソーバーなどにその例が見られる。
■キャブレター■
ガソリンを微粒化して空気と適当な割合で混合し運転状態に応じてエンジンに供給する装置。
■キャプテンシート■
ミニバンやワンボックスカーで、セカンドシートがセパレートタイプになったもの。乗車定員は一人分減るが、豪華な雰囲気が演出できる。また、ウォークスルーにも適している。
■キャンパー角■
中央部分が盛り上がってそりかえっているものやその状態をいう言葉。車を前から見てタイヤの中心線が鉛直線となす角。
■キャスター角■
車を横から見て、キングピン軸が鉛直線となす角。キャスター角をつけることによりトレールを生じキングピン軸回りにタイヤを直進させようとするトルクが働く
■吸気温センサー■
エンジンに吸入される空気の温度を検出するセンサー。温度によって電気抵抗が変化するサーミスタを使われるのが普通である。
■キングピン傾角■
車を正面から見たとき、キングピン中心線が鉛直線に対してなす角度で、ホイールアライメントの要素の一つ。通常、車に対して下開きになっており、キングピン中心線が路面と交わる点とタイヤの接地面にかかる力の作用点のとの間の距離は車の操縦性安定性に大きな影響を与える。
■空気ブレーキ■
圧縮空気の膨張力を利用して制動を行うブレーキ装置。空気の流量を調節するだけの力で大きな制動力が得られるが、コンプレッサー等、複雑な装置が必要なので、大型トラックやバスに使われ、乗用車には採用されていない。
■空車重量■
乗員が乗らずに水やオイルそれに90%以上の燃料など走行に必要な装備を含めた車の重さ。
■クォーターウインドガラス■
サイドウインドガラスの一つでクォーターピラーとリアピラーの間にあり、固体されていて、開閉できないのが普通。
■クラッシャブルボディー■
モノコックボディの乗用車で衝突に備えてキャビンを頑丈で変形しにくい構造とし、車の前後をクラッシュゾーンとして潰れやすく衝撃吸収性の高い構造にして乗員の受けるショックを軽減するように作られたもの。
■クラッシュストローク■
自動車が衝突した際の衝突方向の変形量(長さ)のこと。
■クラッシュゾーン■
車が衝突したときにつぶれ、その変形によって運動エネルギーを吸収して乗員に対するショックを緩和する部分。クラッシャブルゾーンとも言う。
■クランク角センサー■
ガソリン噴射装置で、主として点火時期の制御に必要なクランク軸の回転角度をチェックするためのセンサー(検知機)。クランクシャフトに取付けられた外周に葉を持つ鉄製の円盤(パルスホイール)の近くに磁気を帯びた鉄心にコイルを巻いたヘッドを置くと、パルスホイールの回転にともなって、ヘッドを通過する歯の数に応じた交流電圧がコイルに発生する。これをパルス信号に変えクランク軸の回転角度を知るもの。
■クランクケース■
クランク軸(レシプロエンジンでピストンの往復運動を回転運動に変える軸)が入っているところでシリンダーブロックの下部(スカート)とオイルパンに囲まれた空間。
■クルーズコントロール■
オートクルーズとも呼ばれる。低速走行装置。希望する速度にセットすると、アクセル操作をしなくても速度を維持して走行させる装置。車間距離もセンサーでコントロールするシステムもある。
■クロースレシオ■
スポーツタイプの車など、エンジンをなるべく最高出力で回転に近い範囲で使用する為、各段のギア比を出来るだけ近づけるように設定したもの。RATIO(レシオ)とは比率の意。
■グランツーリスモ■
グランドツーリングカーをイタリア語で言ったもの。スポーツカーに対して普通の実用車をツーリングカーという。ツーリングカーで特に長距離を快適にドライブする為、高性能エンジンを搭載し、操縦性に優れ、居住性の良いものをいう。
■グローブボックス■
助手席の前にある小物入れの事。ご存知のとおり、車は狭い空間を出来るだけ有効に使う必要があるので、グローブボックスの大きさも大切なポイントです。
■コイルスプリング■
ばね鋼の丸棒を円筒状に巻いて作られたばね。力が加わると各部分がねじれて弾性を生じ、丸棒の太さ、巻き数と巻き径でこれをコントロールする。重要な箇所ではサスペンションに使われる。
■光化学スモッグ■(Photo-Chemical Smog)
自動車の排ガスなどに含まれる窒素酸化物(NOx)と炭化水素(HC)は、大気中で太陽の紫外線を浴びるとオゾン(光化学オキシダント)を生成する。オゾンは地表近くでは有害物質となり、人体に目の障害や呼吸疾患を引き起こす。
■広角ドアミラー■
ミラー端の曲率を変えることで、車体側後方の死角部分をなくしたドアミラー。
■コンソールボックス■
セパレートシートの間のフロアパネルに置かれている箱状のもの。シフトレバーを覆うだけの簡単なものから、インパネの一部となってオーディオシステムや小物入れや灰皿などを取り付けたものもある。
■コンデンサ■
コンデンサとは一時的に電気を蓄える機能を持った電子部品で、電流に含まれるノイズを取り除いたり、必要な信号だけを取り出したり、直流をカットし交流だけを通したりと、電子回路の中でさまざまな形で使われている。気および電波を扱う機器には必ずと言って良いほど使われている。
■コンビネーションスイッチ■
ライト、ターン、ワイパー等の各スイッチをハンドル廻りに統合化したもの。 運転中に頻繁に使用するスイッチ類がまとめられている。
■コンプレッサー■
圧縮機。自動車には様々な圧縮機が使われるが一般的にはターボチャージャー、スーパーチャージャーの部品としての圧縮機をいう。エンジンに吸入する空気を圧縮し、圧力を高める働きをする。
■コーチビルダー■
コーチビルダーとはイギリスで他社のエンジンやシャーシをベースに特別注文のカスタムカーを設計、製作するメーカーのこと。イタリアのカロッツェリアの作る車が斬新で流麗なデザインを特徴としているのに対し、コーチビルダーは高級イメージを強く打ち出している。
■ゴールドカード■
優良運転者。5年間無事故無違反を続けるともらえるのがゴールドカード。免許書の有効期間の部分の色が金色です。 免許の更新が3年から、5年になります。自動車保険料も安くなります。


■最高出力■
エンジンの最大馬力のこと。一分間あたりのエンジン回転数(rpm)が何回転のときに最高何馬力(ps)出るかを表しています。例えば、自動車カタログの最高出力が130/6500と表示されていれば、エンジン回転6500rpmの時に最高130psの出力が出るという訳です。
■最小回転半径■
車の回る事ができる最小半径。一番外側は、ボディーと考えられるが、最小回転半径は前輪外側のタイヤが回れる距離を計ります。
■サイズファクター■
タイヤの幅とタイヤの外径を加算したもの。タイヤの大きさを表す目安として使われている数値。
■最大登坂能力■
車が登ることが出来る最大勾配。単位はシータで表せる。1シータが45°の傾きとなる。最大勾配の能力はエンジンのパワーと重さに関係してくる。
■最大トルク■
エンジンに生じる最大のトルク(回転力)のこと。一分間あたりのエンジン回転数(rpm)を合わせて表示するのが一般的です。例えば自動車カタログで最大トルクが18.0/3750となっていれば、エンジン回転数が3750rpmの時に最大トルク18.0kg-mの回転力が得られると言うことになるのです。
■サイドアンダーミラー■
RVやSUVのボンネット左前についている小さな凸面鏡のこと。運転席から死角になりやすい左の前輪付近を見るための鏡のことです。
■サイドマーカーランプ■
夜間に車の大きさがわかるように、車体の前後、左右の端の近いところに取り付けてあるランプのこと。
■サスペンション■
懸架装置。車体と車輪をつなぐ装置で衝撃吸収のバネ、バネをコントロールするショックアブソーバー、車輪の動きを制御するアームやリンクによって構成。左右の車輪を車軸でつないだリジッドアクスルサスと左右の車輪が別々に動くインディペンデントサスとに大別される。
■サスペンションサポート■
コイルスプリングとショックアブソーバーをボディーに支持し、ホイールからのショックや振動をやわらげる働きをする装置。防振のためにゴムが入れられている。ストラットマウントあるいはアッパーサポートとも呼ばれる。
■酸素センサー■
O2センサーともいう。排気ガス中の酸素を検出するセンサーで空燃比が理論空燃比に対して薄いか濃いかを調べるもの。混合気の空燃比が理論空燃比からずれると排気ガス浄化能力が激減する。
■サーモスタット■
エンジンを冷やす冷却水の温度を約80度に調節するためのバルブ。このバルブが閉じているときはエンジン内のみで冷却水が循環している。冷却水の温度が80度を超えるとバルブが開き、ラジエターを通して冷却水が循環する。
■室内高■
床のカーペットの表面から天井の内張りまでの垂直最大距離を計った値。当然ながら、この値が大きいほど居住性は良い。
最近は見た目よりも居住性を重視する傾向が強いみたいです。
■室内長■
車両の中央で、インストルメントパネルの最も出っ張った箇所の先端から後席のシートバックの後端までの長さ。(付属品は除く)
■始動増量■
燃焼噴射装置で始動時に通常運転時よりも燃料の噴射量をふやすこと。始動後しばらくの間アイドリングを安定させる為に行われる。
■シフトロック機構■
AT車のシフトロックシステムの一つで、発進時にパーキング位置からシフト操作をするときに、ブレーキペダルを踏んでいないとシフト出来ない機構。
■シミー■
ステアリングホイールが回転方向に左右に振れる現象で、ホイールの重量アンバランスや操舵系のガタなどが原因となっていることが多い。
■車両総重量■
乗車定員すべてを車の重量(空車重量)にプラスした車の重量。性能を表示する場合は、断りがない限りこの総重量のこと。乗車定員は一人55Kgで計算する。
■シリンダー配列(水平対向)■
シリンダーがクランクシャフトを中心に左右水平に対向している配置。2,4,6,8,12気筒など偶数になる。シリンダーが平らに置かれていることから4気筒エンジンをフラットフォー、6気筒エンジンをフラットシックスと呼ぶこともある。ポルシェやスバルがこの方式を採用している。
■シリンダー配列(直列)■
多気筒を一列に並べたもの。日本ではこの型式のものが多く、4気筒までは問題ないが6以上になるとエンジンが長くなり、ボンネット内にうまく収納するのが難しくなる。直列は機構的にシンプルであり、小型のエンジンでは主流である。
■シリンダー配列(V型)■
多気筒を1気筒ごとに交互に交互に角度を付けてV字型に並べたもの。多気筒でも長さが短くできる。V2、V4もあるが、V6、V8、V12が車には使われる。直列配列より、構造は複雑だがコンパクトになり、日本では高級車用エンジンとして多く採用されている。
■シリーズハイブリッド■
ハイブリットとは複数の動力源を利用して走行する自動車をさす。エンジンとモーターを組み合わせている。シリーズハイブリッドは、エンジンが発電のみを行い、発生した電力を使って駆動する方式。ハイブリッドカーは、燃費に優れ排気ガスが少ない一方、複数の動力源を持つため車両重量が重く、価格が高い。
■集中ドアロック■
運転席のドアロックノブ、または集中ドアロックスイッチで全てのドアノブを連動させるシステム。最近では、標準装備となっている車が多い。
■ショックアブソーバー■
直訳すると衝撃吸収だが衝撃吸収するのはバネである。実際は振動を減衰させる働きをするもの。衝撃をバネで受け止めバネの衝撃を制御・緩和する部品。構造としてはオイルがポートやオリフィスを通過するときの抵抗力を使っている。モノチューブ式とツインチューブ式に分類される。
■シーケンシャル・ツインターボ■
低回転では小さなタービン、高回転では大きなタービンに切り替えて、全域でのパワーアップとターボラグ軽減を実現したツインターボのこと。
■シートヒーター■
寒冷時にシートを暖めるために組み込まれた装置で、電気毛布や電気カーペットと同様電気を通すと発熱する材料が使われている。
■シール■
気体や液体などを密封する働きをするものの総称。密封部分が固定されている場合ガスケット、密封部分に動く余裕があるものをパッキンと呼ぶ。
■軸重量■
車の車軸にかかる重量のこと。4輪自動車の場合は車輌重量が前軸重量と後軸重量に分けられる。車のバランス上は前軸重量と後軸重量が50:50であることが望ましいとされているが、実際にはフロントヘビーであることが多い。
■自動車の歴史(蒸気自動車)■
1769年フランス陸軍技術大尉、ニコラス・キュニョーが製作した世界初の自動車。蒸気機関を動力源とする3輪自動車である。15分ごとに水の補給が必要で時速3.2kmという速度しか出せなかったにもかかわらず、試運転中に塀に激突して交通事故の第1号にもなっている。
■自動車税■
毎年5月末に支払う都道府県税。購入の際に翌月から年度末(3月分)までの月割り分を支払う。逆に下取り車はその翌月から年度末までの月割りが戻ってくることが多い。
■自賠責保険■
強制保険ともいう。自賠法に基づき制定された保険。すべての自動車および原動機付自転車に加入が義務づけられています。特徴は、人身事故のときには保険金が支払われます・物損事故は対象外となっています。支払限度額が定められております。内容は、被害者1名についての限度額が定められてリ、限度額以上の支払は任意保険(自動車保険)にてカバーします。もし、任意保険に加入なさっていないと、自己負担になります。●傷害(被害者1名について、最高120万円まで)●後遺障害(被害者1名につき、障害の程度に応じて、最高3000万円まで)●死亡(被害者1名について、最高3000万円まで・死亡するまでの傷害について、最高120万円まで)
■水素エンジン■
自動車にとっては、最後の望みとも言える燃料となる水素を燃料としたエンジン
水素は燃やしても水蒸気になるだけで、有害物質を発生しない。しかも元素としては地球上に無尽蔵にある。ただし気体として運ぶには、かさばりすぎるし、爆発の危険や供給システムの確立が難しい事。液体化するには、マイナス253℃以下に冷やす必要があり、それを燃料として運ぶためには、きわめて強力な冷凍装置が必要な事など実現には大きな問題が立ちはだかる。
■スクウォート■
加速時に、車両が前上がりになる挙動変化のこと。FF車は、スクウォートで前輪の荷重が少なくなる為に加速に弱いと言われている。
■スタビライザー■
車のローリングを少なくする装置。旋回する車は荷重移動により外側サスペンションが大きくたわんで横に転がるように傾く。左右のサスを棒で連結して転がりを少なくしようとするもの。アンチロールバーともいう。
■ステアリングダンパー■
ステアリングリンケージと車体の間に取り付けられているダンパーで、路面からの衝撃によるステアリング系の急な働きを緩和し振動を抑えるもの。シミ-の発生を抑えることを主な目的としてつけられる事が多く、シミ-ダンパーとも呼ばれる。
■ステーションワゴン■
セダンの車室を後方に延ばして荷物を多く置けるようにし、後ろにドアを設けた乗用車のこと。バンに対して、乗客の居住性を優先したつくりになっている。
■スピードリミッター■
誤ってエンジンが過回転するのを防止するための装置。許容回転数を超えるとそれ以上回らないように、点火系をカットする。燃料系をカットする場合もある。
■スポット溶接■
数枚の重ね合わせた鋼板を溶接する方式の一つで、対になった球形の電極で鋼板を挟み込み、空気圧で加圧した上で電流を流すことによって、鋼板同士の接触抵抗による発熱で溶かして溶接する方式。素材のみで溶接できるため、重量が増さない。
現在の自動車製造においては殆どがこの溶接方法をとっている。
■スライドドア■
ボディーに沿って後方に滑らせて開くタイプのドアのこと。2ボックスカーでは日産プレーリーが初めて採用した。
■スロットルバルブ■
絞り弁。リンケージやワイヤーによってアクセルペダルにつながれガソリンエンジンに吸入される空気の量をコントロールするバルブ。スロットルとは、のど(スロート)の意。バタフライバルブ・スライドバルブとがある。
■スロットルポジションセンサー■
ガソリンインジェクションでスロットルバルブの位置を検出するセンサー。スロットルバルブがアイドリング位置か定められた位置以上にあるときに作動し中間の状態では電気信号を送らず中立位置にあり、スロットルバルブの位置を三段階に分ける働きをする。
■スワップ ■
取り替える、交換するという意味。エンジンやミッションなどを積み替えるときに使われる。また他車種の高性能エンジンなどに積み替えする場合に用いられる。
■セカンダリーカップ■
油圧ブレーキのコンベンショナル式マスターシリンダーのプッシュロッドに最も近い所にあるカップで、リザーバーから供給されるブレーキ液をシールする働きをするもの。
■セジメンター■
燃料に含まれる、水や澱を除く装置。セジメントとは澱(おり)の意。燃料噴射装置を備えたエンジンに取付けられているのが普通。燃料噴射ポンプは燃料によって潤滑されるのが一般的で、燃料に水が含まれると油膜が切れてトラブルの原因になるため、フュ-エルフィルターで濾過できない、水や微粒子を取り除くもの。燃料系に燃料が一時的に滞留する容器を設け、軽油と水の比重の違いを利用して分離する。
■セミオートマ■
クラッチペダルが無く、レーシングカーのシーケンシャルミッションのようにシフトレバーを前後に動かすか、ステアリングのボタンを押すだけでギヤチェンジが行われるAT。構造的にはMTをベースにクラッチ操作とエンジンの回転合わせを自動化したもの。従来のMTと同等の動力伝達と、攻めのシフトチェンジを可能にする走りのアイテム。
■走行ビーム■
ヘッドランプで対向車のない道路を走行するときに使用するビーム。ハイビーム、メインビームとも呼ばれる。
■ソリッドディスクブレーキ■
孔の無い、普通のディスクブレーキのこと。冷却用の通気孔があるベンチレーテッドディスクブレーキに対比して使われる用語。SOLIDとは中まで堅い、中が詰まっているの意。
■ソレノイド■
電磁石の一種で電気的エネルギーを機械的エネルギーに交換する装置。コイルの磁気的エネルギーを内部可動鉄心の直線運動に変換し、鉄心の運動と力を利用して外部のものを制御する機能部品です。空圧や油圧機器と違いコンプレッサーや補助機器が不要です。 電源のみで制御が容易であり速い動作が可能。


■タイミングギヤ■
クランクシャフトとカムシャフトの全端に取り付けられ、バルブの開閉のタイミングをクランクシャフトの回転と同期させるための歯車の総称
■タイミングベルト■
クランクシャフトに取り付けられているタイミングギヤとカムシャフトのタイミングギヤを結ぶベルト。ベルトはギヤと噛み合う歯を持ち、ゴムとグラスファイバーなどの伸縮しにくい繊維で作られている。
■多気筒■
シリンダー数の多いエンジンのことで自動車では一般に8気筒を超える場合などにいう。自動車では2,3,4,5,6,8,12気筒が実用化されている。レース用では10気筒の例もある。マルチシリンダーといういい方もある。
■タコメーター■
エンジンの回転数を示す計器のことです。なぜタコと言うのかと言うとギリシャ語で速さを意味する「Takhos」という言葉を語源とするからなのです
■単気筒■
シリンダーが1個だけのエンジン。50cc〜250ccのモーターサイクルエンジンに多く用いられている。排気量が大きい自動車用で単気筒のものはほとんどない。
■ダイナモ■
エンジンの力で回転させることで車に必要な電力をつくる直流発電器のこと。車で使われる電装品は電流のプラス・マイナスが一定な直流式(DC)なので機構的にはスマートだが、発電量が少なく経年変化で性能が低下してくるとバッテリー上がりなどの原因となる為、最近の車にはオルタネーター(交流発電機)が採用されている。
■ダウンフロー式ラジエター■
ラジエターの上下にタンクを配置して水を上から下に流す方式のもの。バーティカルフロー式ラジエターとも呼ばれる。
■ダンパープーリー■
クランクシャフトの前端に付けられているプーリーでトーショナルダンパーと一体に作られているもの。
■ターボチャージャー■
排気ガスのエネルギーで排気タービンを回し、これに直結されたコンプレッサーで空気をエンジンに押し込んでパワーアップをはかる装置。捨てていた排気のエネルギーを利用するので合理的だが、吸気を圧縮するのにエネルギーを使いすぎると排圧が増加する。
■ターボラグ■
ターボチャージャーでアクセルペダルを踏み込んだ瞬間から、エンジンの出力がドライバーの期待するレベルに達するまでの時間のズレ(タイムラグ)のこと。ターボチャージャー付きエンジンの短所とされており、一般にエンジンの回転数が低いときに、これが大きい。☆
■ダブルクラッチ■
シフトダウンなどの際、駆動輪のロックを防ぎ、スムーズにエンジン回転を上げる方法。クラッチを切り、ニュートラルにして再びクラッチをつなぎアクセルを踏み、さらにクラッチを切ってギアを入れる操作方法。
■チルト■
ハンドルの角度が変えられるもの。ドライバーの体型や運転姿勢によって、ユーザーがハンドル位置を変更できる。手動式が主だが、電動式もある。tiltとは、傾けるの意。
■直噴エンジン■
通常のエンジンは、エンジン・シリンダー手前の吸気ポートに燃料を噴射し、そこで混合気を作ってから、シリンダー内に供給しています。それに対し、直噴エンジンは、直接シリンダー内に燃料を噴射するのが特徴です。通常のエンジンに比べて燃焼効率を上げて、低燃費・高出力を両立することが魅力です。
■ツインチューブ式ショックアブソーバー■
複筒式とも呼ばれ、アウターとインナーの二本の筒からなるショックアブソーバーで、その外側を外筒で覆った構造のもの。オイルを満たしたインナーチューブの中に上下に動くピストンがあり、ピストンとチューブの底にとオイルの通路が設けられていて、伸びるときはピストンの縮むときはチューブの底の弁と通路によってそれぞれ減衰力を生ずる。インナーチューブの底を出入りするオイルはアウターチューブの中に溜まっているので常に立てて使う必要があり、強い振動を受けるとエアレーションやキャビテーションが起こりやすいのが欠点。
■ツーステージ・ツインターボ■
低回転では一つのタービン、高回転では二つのタービンを使って過給することで、
全域でのパワーアップとレスポンスアップを実現したツインターボ。同じ目的のツインターボながら、異なる方法論のシーケンシャル・ツインターボというものもある
■テンロク■
排気量1.6リッターの車。一般的に、1.5リッタークラスの車がスポーティーグレードに1.6リッターエンジンを搭載していることからこの通称が一般的になった。有名どころでは、レビン・トレノなどがある。
■ディスチャージヘッドランプ■
放電によって発光するガスを光源として、ハロゲンランプの約2倍の強力な白色光で前方を照射。フィラメントを使用するハロゲンランプに比べて消費電力が少なく、長寿命を実現する
■ディストリビューター■
配電器。イグニッションコイルに発生した高電圧の電流をハイテンションコードを介して各シリンダーに付いているスパークプラグにタイミングよく分配する装置。ディストリビュートは配るの意。
■ディファレンシャルギヤ■
差動装置。略してデフ。旋回する車の駆動輪で外側のタイヤを早く、内側のタイヤをゆっくり回してタイヤに無理がかからないようにするための装置。四つのギアを向かい合わせに組付けた構造で車が直進しているときは、デフ全体が一つになって回転し、旋回中はサイドギアの回転速度が変わり、外側のタイヤが内側のタイヤより早く回る。
■ディーゼルエンジン■
ガソリンエンジンとの一番の違いは、点火プラグで着火せず、自然発火を利用。圧縮工程で空気を20分の1まで圧縮し700℃近くまで温度が上昇。そこへ燃料の軽油を噴射する。混合気を圧縮すると途中で燃焼が始まる恐れがあるため空気だけを圧縮する。このため点火プラグがないが燃料噴射ノズルがある。高出力で燃費がよいエンジンだが大きくて重たいのが欠点。ディーゼルとはこのエンジンを発明した人の名前である。
■ディーゼルパティキュレート■
パティキュレートは小さな粒の事で、ディーゼルエンジンから排出されるカーボンスーツ(煤)、燃料やオイルの燃えかすなど微粒子の総称。
■ディーゼルパティキュレート・フィルター■
ディーゼルエンジンの排出ガスの中のディーゼルパティキュレートをのぞくためのフィルター(濾過装置)。セラミックをフォーム(泡)状に形成したフォームフィルターや、金属の細い線などによって作られた濾材によってパティキュレートを除く。
■デコンプ■
ディーゼルエンジンのシリンダーの圧力を抜く装置で、バルブやロッカーアームに取り付けられている。エンジンの始動時にデコンプを使って回転をあげてから、解除して始動性を良くしたり、運転中のディーゼルエンジンを止めるのに使われる。
■チンスポイラー■
車の前面下部に取り付けられたあごの形に似たスポイラーのこと。ボディーの下に入る気流を少なくし車体前部に下向きの力(ダウンフォース)を得るもの。チンとは、あご、の意。
■トップシェード■
ウインドシールドガラスのルーフに近い部分に、ブルーやブロンズの透明なカラーを付けて視野を妨げないで眩しくしないようにしたもの。シェードバンドガラスとも呼ばれる。
■登坂能力■
車両総重量の状態で、乾燥路面で停止状態からスタートして、水平距離で1m進んだと仮定した時、何センチの高さまで登れるかというもの。
■トルク■
あるものをある点のまわりに回転させる効果を示す量で回転モーメント、ねじりモーメント、力率とも呼ばれる。力の点から回転の中心点までの長さの積で示される。(kg・m)。車ではエンジンが発生するトルク(軸トルク)を示すのが普通でエンジントルクが大きいと加速が良い。
■トルクコンバーター■
略してトルコン。AT車の動力装置の事で、トルクを増幅させる機能があるものです。MT車でのクラッチとミッションの働きを同時に行います。エンジン動力を利用してオイルの流れを作り、タービンの羽根車を回す仕組です。エンジントルクが強まりますが、MT車よりも燃費は悪化する欠点があります。
■トレッド■
車輪間の距離。輪距(りんきょ)とも呼ばれる。左右タイヤ路面の路面との接触面の中心間の距離。もしくは、タイヤの接地面を指す場合もある。タイヤが路面と接する部分のゴムの層をいい、駆動、制御、制動、旋回などを路面に伝える部分。
■トリップメーター■
リセットして0から走行距離を計測できる計器のこと。通常オドメーターのすぐそばに配置される。目的地までの距離を知りたい場合や、燃費計算などに利用することが多い。
■トレール■
車輪の上下方向中心線とキングピン中心線の路面との交点の水平距離。この値が大きいと車の直進安定性は良くなるが、ハンドルは重くなる。
■トーイン■
タイヤの先端が内側を向いていること及び、その度合い。逆に前開きのものをトーアウトという。主としてタイヤにキャンバーを付けたときに発生する横向きの力をキャンセルするために利用される。トーとはつま先の意。
■トーションバー■
トーションバースプリングの略。ばね鋼で作られた棒をねじったときに得られる弾性をばねとして利用するもので大きなストロークはとれないが軽く簡単な構造で効率のよいスプリングとして小型車に多く採用されている。トーションとは「ねじる」の意。
■ドラム・ブレーキ■
ドラム・ブレーキは、ホイールと一緒に回転する浅い円筒(ドラム)の内側に、摩擦材を張ったシューを押しつけて回転を止めるしくみです。通常の走行ではドラム・ブレーキで充分ですが、レースやラリーのような高速走行で頻繁にブレーキをかけると、内部に摩擦熱が蓄積され、その熱でドラムが膨張して、しだいにブレーキの効きめが弱まってしまう。


■ナチュラリー・アスピレーテッド・エンジン■
自然吸気エンジン。略してNAと呼ばれる。ピストンが下がる時の負圧によって混合気や空気を吸入する普通のエンジンのこと。コンプレッサーでエンジンに吸気される空気の圧力を高めるスーパーチャージャーを備えたスーパーチャージド・エンジンと対照的に使用される用語。アスピレートは吸引を意味する。
■ナンバープレートの位置■
ナンバープレートの形状や文字の大きさなどは法律上、厳しく決められています、フロント、リヤともに見やすい位置に確実に取り付けること、という道路運送車両法で規定になっています。リヤのナンバープレートは封印されていますので簡単に動かすことはできませんが、フロントのナンバープレートは、登録後でもかなり自由に位置を変更できます。常識的な範囲で、確実に取り付けられていなければいけません。
■ニュートラルスイッチ■
ニュートラルスタートスイッチとも呼ばれ、AT車のスタータスイッチでシフトレバーがニュートラルの位置にあるときのみエンジンの始動が可能にしてあるもの。エンジン始動と同時に車が発進する危険を避けるための装置。
■熱線式エアフロメーター ■
空気取り入れ口に電熱線を通し、流入空気量に応じてその電熱線が冷やされることによって変化する抵抗値を測定することでその流入空気量を測るエアフローメーター。制御は複雑になるが、流入抵抗が小さい。
■熱ダレ■
エンジンルームに熱がこもり、インテークパイプ内の吸気温度が上がり、同じブースト圧でも空気密度が下がって、出力が低下すること。タイヤの場合、表面温度が上がってゴムが柔らかくなりすぎ、グリップが落ちてくる状態のこと。
■ノッキング■
スパークプラグからの熱でなく、過熱した燃焼室の壁の熱などで異常な燃焼を起こすこと。ノッキングを起こすと異常な圧力波が起き、エンジンが振動するような感じになると同時に,鋭い金属音が出たりする。ひどくなるとピストン破損などエンジンの致命的損傷につながる。圧縮比が高かったり,点火時期を進めたりすることによって起こる。☆
■ノックセンサー■
ノッキングによって発生する4〜7Hzの振動を検出するセンサー。ターボエンジンの熱効率を上げるには出来るだけ圧縮比を高い状態で点火することが望ましいが、圧縮比を上げるとノッキングが発生する。そこでノッキングの発生を検知して、点火時期を遅らせるもの。


■ハイオク■
オクタン価の高いガソリンのこと。レギュラー・ガソリンはオクタン価86以上に対してハイオクは96以上。オクタン価は異常燃焼の起こりにくさを示す。一般にガソリン・エンジンは、圧縮比を高めると、高出力・好燃費となるが、圧縮比が高すぎるとノッキングが起こりやすくなる。圧縮比の高い車(ターボ車など)には、ハイオクが使われる。
■排気量■
各気筒のシリンダー面積×ストローク×気筒数のこと。エンジンのピストンの動きによって排除されるガスの容積をccまたはリッターで表す。エンジンの大きさの目安となり、同時に車自体のグレードの目安となっている。自動車税もこの排気量の区分で税率が決められている。
■ハイテンションコード■
イグニッションコイル、ディストリビューター、スパークプラグを結ぶ電線で一万ボルトの高電圧が放電しないよう特殊な絶縁がされている。電波雑音を低くする為にコードに抵抗が入れてある。テンションとは電圧の意。
■ハイブリットシステム■
一台の車に2種類の動力源を備えた車のこと。走行状態に応じてエンジン動力とモーター動力を組み合わせて走行し、飛躍的に燃費を向上させたシステム。ハイブリットとは複合の意。
■ハイマウントストップランプ■
ストップランプを補い、後続車にブレ-キングを知らせる為のランプ。車の後面の中心より上に付けられている。85年に米国で装備が義務付けられた。
■バックファイヤー■
燃焼室内で正規の燃焼以外に燃える現象。点火時期の不良やバルブタイミングの狂いなどにより発生するが、時にはキャブレターやエアクリーナー入口の方まで火が出てくることもある。
■バッテリー■
蓄電池。電力を発生しながら充電も出来る鉛電池を使っている。鉛電池は希硫酸の中に二酸化鉛の板(−極)と鉛の板(+極)を入れたもので鉛、水素、硫酸の各イオンの働きによってプラス極からマイナス極に電流が流れる。電圧はガソリンエンジン車で12V、大型ディーゼル車で24Vが普通である。
■ハニカム・ルーフライニング■
車室天井の内張りでハニカム(蜂の巣)構造のもの。ルーフの補強と防音の効果がある。
■ハブ■
ホイールを取り付ける部品、車軸がはめられる穴の周囲の肉厚になっている部分。
■バランサー■
リムにくみ付けられたタイヤの質量のアンバランス量を測定する機器。タイヤに組み付けた状態で測定できるものをオンザカータイプ、タイヤをはずしてから測定するものをオフザカータイプという。
■馬力(PS)■
仕事率の単位の一つ。イギリスのワットが蒸気機関を発明したとき、どのくらいの力で仕事ができるか、これを数字であらわせないかと考え、1分間に約15トンの重さのものを1フィート(約30センチ)動かす仕事ができる力を1馬力と決めたもの。1PS=735.5W(ワット)
■バレル■
キャブレターで燃料を微粒化して空気と混合する円筒形の部品を指し、ミキシングチャンバーとも呼ばれる。
■バルクヘッド■
フロントボディと室内を区切る隔壁。なお、インストルメントパネルを指すこともある。
■バースト■
タイヤのカーカスが自身の発熱による強度の低下や外傷によって突然破裂すること。空気圧の低下に気付かずスタンディングウエーブが発生した為に起こるケースが多い。
■バーチカルアジャスター■
垂直方向に調整できるシート機構。座面全体を傾けずに上下させ、身長に関係なくベストなドライビングポジションが取れるよう工夫されている。バーチカルとは垂直の意。
■パラレルハイブリッド■
ハイブリットとは複数の動力源を利用して走行する自動車をさす。エンジンとモーターを組み合わせている。パラレルハイブリッドは、エンジンが駆動を受け持ち、これにモーター駆動をも組み合わせたものである。ハイブリッドカーは、燃費に優れ排気ガスが少ない一方、複数の動力源を持つため車両重量が重く、価格が高い。
■パワーウエイトレシオ■
馬力過重の意。1馬力あたりの車体重量で表示されます。この値が小さければ小さいほど高性能といえます。エンジン性能を見る一つの目安である。
■パワートレイン■
エンジンからの動力をタイヤまで伝える部分の事。動力伝動装置。クラッチ、ミッション、シャフト、ホイールなどがPT(パワートレイン)です
■ヒュージブルリンク■
電気回路がショートしたときなどに過大な電流が流れて配線が焼けたり,電装品が壊れるのを防ぐための部品で、バッテリーの近くに取付けてある。
■ヒートインシュレーター■
熱を絶縁するもの。排気系から出る熱が、他のものに伝わらないようにするために設けられた断熱材。金属板で出来ているのが普通。
■ヒートインシュレーター■
熱を絶縁するもの。排気系から出る熱が、他のものに伝わらないようにするために設けられた断熱材。金属板で出来ているのが普通。
■ビード■
タイヤをリムに固定する部分の名称。ゴムでくるんだスチールワイヤーを束ねたものと、この部分を補強するゴムから出来ている。英語で数珠の意からきた用語。
■ピラー■
支柱の意。ルーフを支える部分。フロントピラーの事をAピラー。センターピラーの事をBピラー。リアピラーの事をCピラーと言う。
■ファイナルドライブ■
トランスミッションからの動力を減速して駆動軸に伝える最終減速装置と左右のホイールに振り分けるディファレンシャルギヤを合わせた装置。
■フットレスト■
足を休めるところ。ドライバーの左足を乗せるために設けられたもの。右足に比べて左足は使用頻度が少ないため、足首を支持し休ませるため、また足を踏ん張る為に装備されている。
■フラッシャー■
ターンシグナルランプ。方向指示灯。0.5〜1秒に1回点滅する。車の進路を変更する合図に使用されるアンバー色(橙)のライト。保安基準では、昼間でも、前後100mから点灯しているのがわかることが要求されている。
■フラップ式エアフロメーター■
空気取り入れ口の途中に「フラップ」と呼ぶ可動式の板を取り付け、その「フラップ」の角度を測定することでその流入空気量を測るタイプのエアフローメーター。構造が簡単で、初期の頃に用いられたが、流入抵抗が大きいというデメリットがある。
■フリーハブ■
パートタイム4WD車(2WD、4WDを切り替えられる車)で、2WD時に駆動していないタイヤと車軸を切り離す装置。
■フル装備■
中古車の表記上でのフル装備とは、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、オーディオの4つがすべて備わっている状態のことをいう。
■フレーム■
車の骨組み、骨格で、これにエンジン、ボディー、駆動系などが組み付けられる。フレームを用いない構造の代表的なものがモノコック構造である。フレーム構造の利点は路面やエンジンからの振動や騒音がフレームを経由してボディーに伝わるので静かで乗り心地の良い車が得られることだが、重く、フロアが高くなり車高が高くなるのが欠点。
■フロッキーモール■
シートなどに採用されるようになった織物素材。芯糸に微細な糸を静電植毛したもの。肌触りが心地良く、見た目も良い。
■フロントグリル■
車の前の空気取り入れ口全体を指す。ラジエターグリル、フロントマスクとも呼ばれる。グリルとは格子の意。
■フロントパイプ■
一連のターボチャージャーの流れの中で、タービンを回転させた排気ガスをスムーズに排出し、キャタライザー(排気ガスをそのフィルターを通すことにより、浄化排気ガスとして放出)まで導くパイプ状のパーツ。ターボ・チャージャーの効率を左右する重要なパーツとなっている
■フューエルタンク■
自動車の燃料を入れるタンク。エンジンに燃料を供給するフュエールチューブや供給時に入るタンク内の空気を逃すガス抜きとタンク内で蒸発した燃料の蒸気を外に逃がさないよう燃料蒸発ガス排出抑制装置につながるパイプがつけられる。
■フューエルポンプ■
燃料をフューエルタンクからエンジンに送るポンプ。機械式のメカニカルフューエルポンプ。(キャブレターをもつ普通のエンジンに多い)電気式のエレクトロニックフューエルポンプ(燃料噴射式エンジンに多い)
■フューズ■
荷電流が流れたときに鉛線が溶けて電流が切れる安全装置。バッテリーからすべての電気部品にいく前に、負荷に応じた容量のフューズボックスがついている。
■フューズボックス■
電装品に過大な電流が流れるのを防ぐため、決められた以上の電流が流れると瞬間的に溶けてこれを遮断するフューズを集めて収納してある箱。フューズは電装品の許容電流に合わせた容量のものがセットされている。
■ブレーキドラム■
AT車のシフトロックシステムの一つで、発進時にパーキング位置からシフト操作をするときに、ブレーキペダルを踏んでいないとシフト出来ない機構。
■ブレーキパイプ■
ブレーキマスターシリンダーで発生した油圧をホイールシリンダーに導く圧力管。2重巻き鋼管が使われてメッキ、コーティングなどによって何重にも外傷や腐食からの保護対策がされている。
■ブローオフバルブ■
ターボによって過給された空気が、スロットルが閉じられることによって、逃げ場を失い、タービンに逆流しようとして、タービンを破損してしまうのを防ぐために、途中で圧縮空気を逃がすもの。スプリングの強さを調整できるものもありますが、あまり弱くしすぎると、軽いアクセル操作でも作動音がして、雰囲気を楽しむことが出来る反面、インマニ内の空気が抜けすぎて、再度スロットルを開いた時のレスポンスが悪化する。
■ブースト■
過給圧。ターボ車では排気の力を利用して吸気を圧縮して自然吸気より多くの空気と燃料をエンジンにたたき込むことでパワーを稼ぐ。タービンが回転して過給が始まると、エンジンでは過給に応じて強い爆発が起こり、排気の力も強まります。排気の力が強まればさらにタービンを回すので過給が強まります。この繰り返しでどんどんブーストが上がり、最終的にはエンジンに負荷がかかる。これを防ぐために、ブーストがある設定値を超えるとアクチュエーターが作動して排気をバイパスさせてタービンに行かないようにするため、それ以上ブーストが上がらないようになる。
■プライ■
タイヤのカーカスを構成する、平行に並べられたコード(すだれ織り)の層。両面をゴムの層で覆い、積み重ねてもコード同士が接触しないように作られている。
■プリテンショナー■
シートベルト巻取り機構の一種。前方からの衝突をセンサーが感知すると爆薬などのガス発生装置が作動しガスの膨張力を利用して、シートベルトのたるみ分を瞬時に巻き取る。衝突から作動終了までに要する時間は100分の2秒程度。衝突時の乗員の移動量を保護する働きをする。
■プロペラシャフト■
フロントに搭載されているエンジンからの動力をトランスミッション(変速機)を経てリア・デファレンシャル・ギアボックスへ伝える回転軸のこと。軸の両端は自在継手になっています。自在継手(universal coupling)は、2軸がある角度をもって交わる場合に用いられる軸継手のことで、ユニバーサル・ジョイントとも呼ばれる。連結される2軸の関係位置に拘束されないで回転が伝達されます。2軸の角速度比は、2軸の傾角によって変化します。
■ベルトライン■
サイドボディーの中央付近に水平に設けられているライン。車体を低く、前後に長くスマートに見せる効果がある。ウエストラインとも呼ばれている。
■ベンチレーテッド・ディスクブレーキ■
ディスクブレーキのディスク版のトレッド面に通気孔が設けられているタイプのもの。冷却性能に優れているのが特徴。
■ホイールベース■
前後の車輪中心点間の長さのこと。これが長い方が乗り心地がよいとされている。コンパクトカーではリアホイールを出来るだけ後方にレイアウトし、ホイールベースを少しでもかせぐようにしている。ホイールベースの長さが車の大きさ・グレードの一つの基準という見方もできる。
■ホワイトボディー■
自動車の製造工程で、塗装直前の車体の事。ボディーシェルにボンネットやドアを取り付けた状態のもの。
■ボア■
ピストン往復形エンジン(レシプロエンジン)のシリンダーの直径のこと。
■防眩ミラー■
ドライバー席の前にあるバックミラーで、夜間走行時の後続車両のライトの光で運転しにくくならないような装置を施したミラーのこと。
■ボンピン■
ボンネットピン。車のボンネットをFRP製やカーボン製等に交換したときに、高速運転中などで不用意にボンネットが開くのを防ぐためのもの。


■マイナーチェンジ■
フルモデルチェンジまではいかない小規模のモデルチェンジ。国産車は4年に1回フルモデルチェンジ、2年に1回マイナーチェンジするメーカーが多い。
■マスクバンパー■
バンパーをグリルやフェンダーの一部も含めて一体化したバンパーのこと。
■マニュアルモードAT■
手動変速機能を持たせたAT。シフトレバーをDレンジから専用ゲートに倒し、レーシングカーのシーケンシャルミッションのように前後に動かすか、ステアリングのボタンを押すことでギヤチェンジができ、スポーティな走りを演出する。とはいえ元が普通のATなので伝達効率は悪く、セミオートマと違いあくまで雰囲気を楽しむレベルの機能。
■マフラーカッター■
マフラーのエンド部に装着し、見栄えを良くするステンレスやスチールメッキのパイプ。ノーマルマフラーに上から被せて見栄えを良くするもの。
■密閉式ラジエター■
ラジエター(冷却装置)を密閉し、外気との温度差を大きくすることにより、冷却効率の向上を図ったもの。水の沸点は約120度付近まで高められる。
■ミスファイアリングシステム■
通常、ターボ車はアクセルを抜くとブーストがかからない。再度アクセルを踏み込んでからブーストが、かかりパワーが出るまでにタイムラグが発生する。そこで考え出されたのがこのシステムである。アクセルオフ時、フロントパイプあたりに生ガスを噴射・爆発させることでタービンを回し続け、常にブーストをかけ続ける装置。世界ラリー選手権などで車のエンジンが「パン」・「パン」鳴っているのは、このシステムのせいである。
■モノチューブ式ショックアブソーバー■
単筒ガス式とも呼ばれ、一本の筒(モノチューブ)の中に特殊な成分の油を満たしたオイル室と高圧窒素ガスを封入したガス室に分けて自由に動く仕切りをおき、オイル室の中に油の通路と弁をもつピストンを設けて減衰力を生ずるようにしたもの。どんな姿勢でも使用できオイルとガスが完全に分離されているのでエアレーションは起こらないが全長が長くなるのが難点。
■モールディング■
車を装飾したり、各部分のラインを強調する為に取り付けられているメッキや帯状、線状の部分。車体を外傷から守る目的を兼ねたものはプロテクションモールと呼ばれる。


■横置きエンジン■
クランクシャフトを車の左右方向になるように横に置かれたエンジン。メリットは車の前後方向のスペースが大きくとれる事である。


■ライセンスランプ■
ナンバープレートを照明する灯火。夜間、20m後ろからナンバープレートが読めることが保安基準で決められている。ナンバープレートランプと呼ばれることもある。
■ラゲージスペース■
荷物室の大きさの事。トランクのスペースを表す。ラゲージコンパートメントは荷物室。米国ではトランクのこと。
■ラジエター■
冷却器。普通自動車の前にあり,風によって熱を奪う構造になっている。熱伝導の良い金属の板を隙間をとって重ね、表面積を大きくした中に水の通る管を設けて大きさの割に冷却効果を高めている。金属板を冷やすことで中を通る水も冷える。
■ラジエターコア■
ラジエターの冷却水を冷やす部分。水を通すウォーターチューブとプレートフィン(薄い金属板)、コルゲートフィン(波形に折り曲げた金属板)を重ねて風を通す仕組みになっていて、熱伝導の良い銅やアルミで作られている。
■ラック&ピニオン■
小歯車とラックによるステアリング装置のこと。ステアリングホイールに結合しているステアリングシャフトの先端に小さな歯車(ピニオン)があり、ピニオンは歯をきざんだ丸棒(ラック)にかみ合っている。ステアリングをまわすとピニオンが回転し、ラックを左右に動かします。
■ラップドベルト■
動力伝達用のVベルトの一種で、繊維製の芯を入れた台形の断面形状のゴムのベルトをゴム引き布で覆った構造のもの。
■ラバーマウンティング■
ゴム製のエンジンマウンティング。その形によって、圧縮型、せん断型、傾斜型などに分類されるが、傾斜型が多く採用されている。
■ランニングコスト■
維持費のこと。クルマを買ってからかかるコストのこと。燃料代、高速道路料金、税金、整備点検費用、保険料、用品代などのトータル。
■リコール■
リコール制度とは「欠陥車による事故を未然に防止し、自動車ユーザー等を保護することを目的とするもの」「車両保安基準に適応しなくなる恐れがある場合は回収し、無料で修理する」となっています。インターネットHPでも情報が出ていますので、愛車にリコールが出ているかチェックしておきましょう!
■リジッドアクスルサスペンション■
両端にホイールを付けた車軸をスプリングを介して車体に取付けるタイプのサスペンション。後輪に多く採用されている。構造が簡単で強くホイールが上下に動いた際のトレッドやキャンパーの変化は比較的少ないが、重いのでバネ下質量が大きく乗り心地や操作安定性の面からは不利である。
■リトラクタブルヘッドランプ■
可動式ヘッドランプのこと。使用しない場合はボディー内に収納し、使用する場合だけフタをあけ、ライトを点灯する方式のヘッドランプ。余談だが、ヘッドランプは一般に100m以上先の障害物が確認できる明るさを持つ必要がある
■リーフスプリング■
板ばね。板状の弾性体をスプリングとして使うもの。鋼の板を重ねたスチールリーフが一般的であるが、プラスチック素材のFRPリーフスプリングも増えてきた。リアサスに使われることもあるが、コイルスプリングの方が主流になっている。
■リーンバーン■
希薄燃焼。エンジン内に送り込まれる混合気を薄くして燃費性能を向上させるシステム。
■レギュレーター■
液体や気体の流量を調節する調整弁、回転速度をコントロールする調速機など各種調整を行なう装置。潤滑油の油圧を一定の範囲内に維持するオイルプレッシャー・レギュレーターや窓の開閉を行なうウインド・レギュレーターなどの調整機器の総称。
■レブリミッター■
レッドゾーン付近(エンジンの高回転時における警告域)になるとそれ以上にアクセルを踏んでもエンジン回転数が上昇しなくなる装置。
■レベリング機構■
ランプにおいて、荷物を積載した場合など、車両の姿勢に応じて、光軸を調整できる機構。
■ローエッジベルト■
V字形の溝を持つプーリーをつないで、動力を伝えるVベルトの一種で、ゴムや心材を重ねて作られ、材料のエッジの一部が露出しているものをいう。
■ロードインデックス■
規定の条件下でタイヤに負荷することが許される最大の荷重を表す指数。数値が高いほど耐負荷能力が高いことを示している。
■ロードインプレッション■
市販された車を一般道路で走らせ、計測機器を使わないで、テストドライバーの経験と五感で実用性能を評価する方法。
■ロードクリアランス■
地上高のこと。路面と車の底部との隙間の大きさのことで、これが大きければ、凸凹路でも車の下をこする心配が少なくなるが安定性は悪くなる。FR車はの場合は、デフ部がフロアの下に出ている為、そのハウジングの下面と路面との寸法が、ロードクリアランスとなる。乗用車では一般に150〜180mmくらいの大きさ。
■ロードホールディング■
車の安定性のこと。走行中の車の接地性を表現する言葉。とくに、ハイスピードとか、コーナリングで、ボディーの上下の揺れに不安感がなく、車の方向安定が良いことをさす。
■ロールバー■
車が転倒した際に、乗員を保護する為に頭より高い位置に取付けられている支柱。
オープンカーやレーシングカーに取付けられている。


■ワイドレシオ■
トランスミッションのギア比が離れている事を意味する。一般車では、シフトチェンジの度に回転数が大きく変わると、運転しにくいので1速、2速ではワイドレシオ、3速以上ではクロースレシオになっているものが多い。
■ワイパー圧可変システム■
ワイパー高速浮き上がりを防ぐためワイパーの押圧を車速に合わせて変えるシステム。
■ワイパー高速浮き上がり■
高速走行中にワイパーが風圧によって浮き上がる現象。高性能車では、ワイパーの押圧を上げたり、ワイパーにフィンを付けて風圧で押さえるなどして、これを防いでいる。
■ワンダリング■
うねった路面を乗り越える際のフィーリング。ワンダリングが優れている、とあれば、路面変化に対して極端にステアリングが乱されることなく安定した走りを見せるという意。

英数
■ATF■
オートマの中に入れられる液体は、フルード(液)という呼び方をします。ATFは、潤滑の機能も持っていますが、それと同時にATの中に組み込んであるバルブ類に圧力を加える役目があります。この、バブル類が受ける圧力は、フルードの量によって影響を受けるほど微妙ですので、ATFは、いつも規定の量を確保しておかないとATの作動が円滑でなくなる可能性があります。
■BL■
自動車設計上で使用される座標のひとつで、幅方向を表す。車を正面より見て、中心線を0として、右を+左を−、 100mm単位で表す。BL=Bust Lineの略。
■CVCC■
ホンダの排出ガス浄化システム。副吸気バルブと副燃焼室をもつのが特徴で大気汚染物質の少ない排出ガスと良好な燃費を得る。
■DSC■
車の運転走行時にタイヤがすべる、ロックするなど、挙動不能になりそうなとき、 センサーがそれを察知しエンジンのトルク調整や制御を自動的に行うシステム。 ダイナミック・スタビリティー・コントロールの略。私のイメージでは次世代ABSって感じです。
■EAT■
電子制御式3速オートマチック・トランスミッション。トヨタが日本で初めて開発しコロナに採用したAT。
■EBD■
乗員数や積み荷の量に応じて前後ブレーキ配分を自動的に変え、より安定したブレーキ性能を引き出す電子式制動力配分システムのこと。ABS性能を高める上でも有効な安全装備である。
■ECU■
イー・シー・ユーと呼ばれる。
エレクトロニック・コントロール・ユニットの略。
各センサーからの情報を元に、エンジンの燃料噴射量や噴射時間を決定する部品、装置の事。
■EGR■
エキゾースト・ガス・リサーキュレートの略。排気ガス再循環装置の意。排気ガス中の窒素酸化物を低減させる手段として排気ガス(エキゾーストガス)の一部を吸気系に再び戻し(リサーキュレート)、混合気が燃焼するときの最高温度を低くして窒素酸化物の生成量を少なくするもの。
■ETC■
Electronic Toll Collection Systemの略。ノンストップ自動料金収受システムのこと。車に搭載したETC車載器と、料金所に設置されたアンテナとの間の無線通信により、車両を停止させずに通行料金を支払うシステム。渋滞の解消、大気汚染や、騒音などの軽減等の社会的効果が期待されている。
■FRTP■
ガラス繊維強化熱可塑性樹脂。熱を加えると柔らかくなる性質をもつプラスチックにガラス繊維を混入して成形し、引っ張り強さや、弾性率を大きく、寸法安定性の良い部品を得るもの。☆
マツダのオールアルミ製直列4気筒エンジン。フォードグループのグローバル開発拠点として開発した大型I4エンジン(1.8L、2.0L、2.3L)。MZRエンジンファミリーには大型I4エンジンに加え、マツダが独自に新開発した小型I4エンジン(1.3L、1.5L)とディーゼルエンジンが含まれる。 マツダアテンザ搭載エンジン。
■HICAS■
ハイキャス。ニッサンが開発した世界初の車速感応式四輪操舵システム。リヤセミトレーリングアームが取り付けられたクロスメンバの、左右支点(ラバーマウント部)に小型の油圧アクチュエータを設けて、電子制御により後輪を同位相に微小角度変位させる機構。・タイヤそのものではなく、クロスメンバ自体をラバーマウントの弾性範囲内で油圧アクチュエータで変位させる構造を採用。思い通りのコーナリング、安定した車線変更特性等を可能としたもの。☆
■LED■
発光ダイオード。材料によって決まった波長(色)の光を発することが出来る。電流を流すと光を放射する半導体素子で小電力で簡単にコントロールできる利点がある。ハイマウントストップランプやリヤコンビネーションランプに使用されている事が多い。
■LSD■
リミテッドスリップデフ。タイヤが泥道や雪道にはまったとき、片方のタイヤが空転しないで両方のタイヤがゆっくりまわる機能のこと。
■LPG■
液化石油ガス。(Liquefied Petroleum Gas Vehicle )常温、常圧では気体のプロパンやブタンなどの天然ガスからの分離や石油の精製過程で生産された燃料となるガスを加圧して液体にしたもの。安価だがボンベ搭載や燃料補給のサービス性が問題点である。タクシー、トラックなど商用車に使われている。
■RENESIS■
レネシス。マツダRX−8に搭載された新世代のロータリーエンジン。サイド排気ポートをはじめとする革新技術の採用で、NAのまま最大250馬力を発揮し9000回転を許容。燃費の向上や排ガスのクリーン化も同時に実現した。 RENESISとは「新たなるロータリーエンジン(RE)のはじまり=GENESIS」を意味する。
■rpm■
エンジンの回転数の単位。Revolution Per Minuteの略。1分辺り何回転しているかを表す。
レシプロエンジンの場合、ピストンの上下運動の往復数。ロータリーエンジンの場合、ローターの回転数となる
■RV■
一般にRV車とは、野外レクリエーションの為に主として使われる車のことです。RVとは、レクリエーショナルビークルの略です。
■SOHC■
シングルオーバーヘッドカムシャフトの略。レシプロエンジンで一本のカムシャフトがシリンダーヘッドに置かれ吸排気バルブを駆動する方式のもの。バルブをシリンダーの列にそって並べカムシャフトで直接駆動するインラインタイプと、吸排気バルブをV字型に配置し、ロッカーアームを介して駆動するクロスフロータイプとがある。
■TL■
自動車設計上で使用される座標のひとつ。車を側面より見て、前輪中心線を0として、後を+前を−で表現し、 100mm単位で表す。TLとはtall lineの略。
■UVガラス■
紫外線をカットしてくれるガラスのことで、ガラスの成分に反射機能が持たせてあります。メーカーによって紫外線のカット率は異なりますが、およそ、90%はカットできます。紫外線による日焼けの防止、内装材の劣化や褪色の防止などに役立ちます。
■VTEC(ブイテック)■
言わずと知れたホンダの可変バルブタイミングリフト機構。4バルブDOHCエンジンの各シリンダーの吸気側と排気側にそれぞれ異なったプロファイルを持つ3個ずつのカムを置いた構造で、中央が高速専用、両脇の2個が低速専用に使われる。低速時には低速用のカムが個々に作動するロッカーアームを押し,最適なバルブタイミングとリフト量でバルブを開閉するが、高速になると油圧によって作動するピストンによって3個のロッカーアームが連結され中央の高速カムによってバルブタイミングが広く(早く開き遅く閉じる)、リフト量も大きくなる。この結果低速時の吸気の押し戻しがなくなるなどの効果で低速トルクが増し、同時に高速性能の優れたエンジンが得られる
■Vベルト■
V字形の溝を持つプーリーをつなぎ、接触摩擦によって動力を伝える台形の断面形状を持つベルト、繊維で作られた芯をゴムで包み、まわりをゴム引きの布で覆った構造のラップドベルトと芯材やゴムを重ねて作られたローエッジベルトとがある。
■WL■
自動車設計上で使用される座標のひとつで、高さ方向を示す。車を側面より見て、前輪接地面を0として上方向を+下方向を−、100mm単位で表す。WL=Water Lineの略。☆
■2サイクルエンジン■
エンジンのクランクシャフトが1回転するときピストンは2ストローク動く。この間に、吸入、圧縮、膨張、排気までの1サイクルが完了する。毎回転1回爆発して動力を伝える。小型エンジンでは有利でモーターサイクル用として多く使われている。
■3連ランプ(大型車)■
大型車(トラック)のキャビン正面の上を見ると頭の上についている信号機みたいなランプの事。速度計を表しています。一つ点灯で40Km/h、二つなら40Km/h〜60km/h、3つ点灯で60Km/h以上のスピードを出している事を表示しています。以前は、大型車はこのランプを付ける事が義務でしたが、最近は装着義務が無くなりました。
■4サイクルエンジン■
エンジンのクランクシャフトが2回転(4ストローク)する間に、1サイクル(吸入、圧縮、膨張、排気)が完了するもの。2回転に1回燃焼する。機構的に最も完成されており、現在乗用車エンジンとして主流となっている。
■5ナンバー■
ナンバープレートの地域名の次に5から始まる数字が表示されている車のこと。 乗車定員10人以下で、全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m、排気量2000ccのいずれも超えない小型自動車のこと(ディーゼルは排気量制限無し)。また、軽四の乗用車も5ナンバーとなる。同サイズで貨物重視の4ナンバー車が「バン」と呼ばれるのに対し、乗用重視の5ナンバー車を「ワゴン」と呼ぶ。日本の道路基準に最も適したサイズの車といえる。車検は新車登録時の初回だけ3年で以後は2年毎となる。
■10・15モード■
10の走行パターンを想定したテストを3回行った後、15の走行パターンのテストを1 回加えたテストの結果による燃費の表示方法のこと。10モードはやや市街地に近い走行パターン。15モードは郊外で条件の良い道路を走ったときを想定したパターンです。この燃費モードの測定は実走ではなく、テスターの上でタイヤを回転させながら行います。
■60キロ定地燃費■
ほとんど風のない天候の時に、乾燥した平坦な舗装道路上を車両総重量の状態で、60km/hを保ってテストした燃費率。運輸省の形式認定を受けるときにメーカーが届けるもので、カタログの燃料燃費率に記載されているのは、普通、この値である。

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